2017年9月のマイナーチェンジでステップワゴンにハイブリッド車が登場しました。
実燃費はライバルであるヴォクシー・セレナのハイブリッド車と比べてどうでしょうか?
燃費に関連した口コミ評価からはステップワゴンの「強み」が見えてきます。
ステップワゴンスパーダ・ハイブリッドの燃費
出典:ホンダステップワゴンサイト
ステップワゴンのハイブリッド車はすべて「スパーダ」で、+αとしてモデューロがあるというラインナップです。
ステップワゴン・ハイブリッドのグレード構成と価格
最初にグレード構成と価格を確認しておきましょう。
価格は1万の位を四捨五入し、直感的に理解しやすいよう表記しています。
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ステップワゴン・ハイブリッド
- スパーダハイブリッドB:330万円
- スパーダハイブリッドG:340万円
- スパーダハイブリッドG・EX:360万円
- スパーダハイブリッドG・EXブラックスタイル:360万円
- ハイブリッドモデューロ:400万円
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モデューロ以外はスパーダなわけですが、モデューロもまたスパーダをベースとしています。
標準モデルのようなルックスが好きな人もいるでしょうから、選べないのは少し残念。
ステップワゴンスパーダ・ハイブリッドの実燃費
カタログ燃費
まずステップワゴンのハイブリッド車で、モデューロ以外のカタログ燃費は次のようになります。
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ステップワゴン・ハイブリッド車のJC08燃費
JC08燃費:25.0km/L
WLTC燃費:20.0km/L
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走行モードを考慮したWLTC燃費では次のように公表されています。
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ステップワゴン・ハイブリッド車のWLTC燃費
市街地モード:18.8㎞/L
郊外モード:21.7㎞/L
高速道路モード:19.5㎞/L
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実燃費
実燃費のデータは『e燃費』『みんカラ』を参考にさせていただきました。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]16.14㎞/L[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]16.44㎞/L[/st-cmemo]
ステップワゴン・ガソリン車の実燃費はJC08との差がもっと小さいですが、ハイブリッド車ではそこそこ大きい開きのように思えます。
実際のユーザーはどのように評価しているのでしょうか?
後ほど口コミをチェックしていきましょう。
ステップワゴンとヴォクシー・セレナの燃費比較
避けては通れないのがヴォクシー・セレナとの比較。
ハイブリッド化はヴォクシーが最も早く、2014年2月に販売開始。
次に続いたのがステップワゴンで2017年9月。
最も新しいのがセレナe-POWERで、2018年3月に販売が開始されました。
ヴォクシー・ハイブリッドの実燃費
出典:トヨタヴォクシーサイト
ヴォクシーのハイブリッド車は4グレードあります。
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ヴォクシー・ハイブリッド
- ハイブリッドX:300万円
- ハイブリッドV:320万円
- ハイブリッドZS:330万円
- ハイブリッドZS煌Ⅱ:340万円
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JC08燃費的にはいずれも23.8㎞/Lで、実燃費は次のようになります。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]15.50㎞/L[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]16.27㎞/L[/st-cmemo]
セレナもみていきましょう。
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セレナe-POWERの実燃費
出典:日産セレナサイト
まずセレナもグレードと価格をあげておきますね。
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セレナe-POWER
- e-POWER X:300万円
- e-POWER ハイウェイスター:320万円
- e-POWER XV:310万円
- e-POWER ハイウェイスターV:340万円
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セレナ・オーテックもe-POWERの設定がありますが、ここでは割愛しています。
JC08燃費は3車中で最高値となる26.2㎞/Lです。
3車中では最後にハイブリッド化してきただけあって高い燃費性能を誇りますが、実燃費はどうなっているでしょうか?
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]15.73㎞/L[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]16.14〜16.94㎞/L[/st-cmemo]
実燃費比較の結果わかったこと
3車の実燃費を比較したところ、最も実燃費がいいのはステップワゴンかセレナかというところですが、僅差です。
ヴォクシーにしても大差はありません。
カタログ的な燃費で見れば、ハッキリした差があるように思えますが実燃費的にはどれも同じくらいといったところです。
実燃費における明確な差別化はできないと言うことができます。
ではステップワゴンは燃費以外に何がセールスポイントとなってくるでしょうか。
口コミ評価から探っていきます。
ステップワゴンスパーダ ・ハイブリッドの口コミ評価
出典:PhotoAC
ここではステップワゴンスパーダ・ハイブリッドのユーザー3名が投稿した口コミをご紹介します。
ポイントとなるところがわかるようにピックアップしています。
みんカラの口コミ
総合評価[star4]
走行性能
「加速がいい」
「初期加速はスポーツカー並み」
燃費
「ハイブリッド車は高速巡行が苦手だが、ステップワゴンも例にもれず」
「ただしエンジンをいかして18㎞/L程度で走ってくれる」
e燃費の口コミ
総合評価[star5]
決め手
「各車のミニバンに試乗したが、燃費・静粛性・デザインが決め手でステップワゴンを選んだ」
燃費
「約1000km走行して、平均17.4km/L(700㎞程度が高速)」
「一般道では毎回20㎞/L以上を記録」
走行性能
「エコモードを切っていると2トン近くある車とは思えない加速をする」
価格.comの口コミ
総合評価[star5]
走行性能
「セレナe-powerを出足からぶっちぎる速さ」
「走りも楽しみたい人はステップワゴン」
「Sモードでは燃費は悪くなるが、化け物に近いパワー」
口コミ評価のまとめ
ここでは3名の方のみ口コミ評価をあげましたが、他の方も総合評価として星4つや5つをつけていることが多いです。
実際にステップワゴンを購入したユーザーの意見なわけですから、評価が甘くなりがちな部分はありますが、それを差し引いても走行性能の評価は高いと思います。
皆さん口々に色んな表現でステップワゴンの走りのよさを評価していますし、自身の感情・経験から語っているカンジが信憑性を高めています。
走行性能と同時に静粛性を高く評価している声も多いですね。
ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」がスムーズかつ静かな走りを実現しています。
このように、やはりステップワゴンはハイブリッド車でもその走りが強みであり、セールスポイントだと言えます。
最後に、さっきも少しだけ触れたステップワゴンのハイブリッドシステムについてご紹介しておきます。
ステップワゴンのハイブリッドシステム
出典:ホンダステップワゴンサイト
ステップワゴンのハイブリッドシステムは「SPORT HYBRID i-MMD」。
なんだか名前だけでカッコいいですが、このシステムこそが、ユーザーから高く評価されている加速、低燃費そして静かさを高い次元でまとめあげている要です。
3モードパワートレイン
ステップワゴンスパーダのCMでもセンセーショナルな曲・演出とともに紹介されていた3モードパワートレイン。
これは走行シーンによって走り方を選べるもので、EVドライブモード、ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードがあります。
注目度の高いSモード
ステップワゴンは3モードパワートレイン以外にスポーティな走りができる「Sモード」もあります。
シフトレバーをSモードにすればミニバンとは思えないパワフルな走りとなります。
ステップワゴンで評価が高い「走り」を最も象徴するものではないでしょうか。
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ステップワゴンスパーダ ・ハイブリッドの実燃費まとめ
ステップワゴンスパーダ・ハイブリッドの実燃費をヴォクシー・セレナと比較しました。
わかったことは、実燃費にそう大差はないということです。
ガソリン車の比較ではもう少しわかりやすい差がありましたが、ハイブリッド対決ではそのようなものは見られません。
この3車で悩んでいるという方は燃費以外の項目で考えるのが正解です。
見た目、内装、シートアレンジ、安全装備…と多義にわたりますが、ステップワゴンで最も強みだと言える部分の一つが走行性能です。
セレナe-POWERと比較する人が多いですが、加速などは比べ物にならないとの声がよく聞かれます。
クルマの最も純粋な性能である「走り」。
ここを重視するならステップワゴンスパーダ・ハイブリッドで決まり。
そうなるとガソリン車も捨てがたいんですけれど。
それでは最後までお読みくださりありがとうございました。